ABOUT US
PHILOSOPHY
ようこそ「ザ·ハウス·オブ·オーティウム」へ。
オーティウムとは?
「どうしてオーティウム?」「オーティウムとはなに?」とよく聞かれます。オーティウムとは、二千年以上前の古代ローマの貴族たちが使っていたラテン語で、仕事から離れて自己成長のために使う自由な時間を意味します。精力的に働く人々が日々の緊張を解き、リフレッシュするための自由時間です。古代ローマの人々は、職務や責務を果たすことは倫理的に重要なことだと考えていましたが、その一方で、人生について思索し、文化と出会い、そしておそらく何よりも家族や友情へ感謝を捧げながら自由な時間を過ごすことも、同じくらい必要不可欠で、あるいは尊いことだとすら考えていました。
ハウス·オブ·オーティウムの目的は、素晴らしいワインを発見すること、そして、そのワインとともに人生のその瞬間を楽しむことです。そこには、当然のこととして料理があり、仲間がいることでしょう。クリスティーズのワイン部門のディレクターだった故マイケル·ブロードベントも言っていました。「美味しい料理と楽しい仲間とともに素晴らしいワインを飲むことは、人生で最も洗練された喜びの一つだ」と。
TWO SPECIAL CATEGORIES
100PLUSCLUB™
世界に君臨するワイン「100プラス・クラブ」
OTIUM SELECT™
お値段以上の価値があるワインの特別セレクション「オーティウム・セレクト」
MESSAGE
ワインは楽しむもの
ワインは人々を結びつけるものです。ハウス·オブ·オーティウムでは、そんなワインの経験がワインに興味のあるすべての方にとって身近なものになってほしいと願っています。そこで、ワイン初心者の方へも経験豊富な方へもメッセージです:ワインとは何よりもまずは飲むことを楽しむためのものです。とは言うものの、何層にも重なる複雑性をもつワインには、私たちの興味を強く引きつける力があります。それゆえ、ワインを意識的に味わい突きつめようとするときには、ワインは示唆に富むものとなり、食事の中で知性に訴えるものとなり得るのです。そしてワインを味わう際に覚えておきたいのは、私たちの味覚や嗅覚には個人差があるということです。最も典型的なスタイルのワインですら、感じ方は人それぞれです。ですから、初心者であっても専門家であっても、ワインの感じ方に間違いなど決してないのです。大切なのは、ワインを飲むという経験がもたらしてくれるあらゆる側面を楽しむことです!
「人生の意味より、人生そのものを愛せ」ロシアの文豪ドストエフスキーの名言です。私たちはワインについて語ったり学んだりすることがとても好きですが、真の喜びは一緒にいたい仲間とともにワインを楽しむということに尽きます。
ハウス·オブ·オーティウムは、皆様のワインの旅のお手伝いをいたします。この地球上で最も魅力的で、刺激的で、複雑な飲み物であるワイン。皆様に新たな発見の喜びがありますことを心から願っています。いつの日か、素晴らしいワインを手に皆様とお会いできますように。
乾杯!
PROFILE
プロフィール
現在ドイツワインで最も有名なのは素晴らしいリースリング種ですが、実はアーヘンはブルゴーニュワインと興味深いつながりがあります。アーヘンは、ブルゴーニュに大規模なブドウ畑を有していた神聖ローマ皇帝シャルルマーニュまたはカール大帝(ドイツ語ではカール·デア·グローセ、ラテン語でカルロス·マグヌス)の帝国都市でした。
彼の名前を冠したCorton-Charlemagneコルトン·シャルルマーニュは、コート·ド·ボーヌのグラン·クリュ畑で造られる、世界で最も有名なシャルドネの一つです。もっとも、アーヘンのマーク宅でコルトン·シャルルマーニュのボトルにお目にかかるということはさすがにありませんでしたが、セラーのワインが切れるなどということは無く、ディナーの食卓にワインが上がらないという日もありませんでした。
マークが素晴らしいワインの真の奥深さや複雑さに目覚めた最初のワインは、2001年に日本でクライアントの一人が開けたボルドーのグラン·グリュ第2級の1978年Brane-Cantenacブラーヌ·カントナックでした。それ以来、マークはワインに関する学びを深め、様々なブドウ品種を味わうために味覚を鍛えてきました。また、ワインに興味のある人たちにベンチマーク(基準)となる品質のワインを紹介すべくワインパーティーを催すことも、マークの楽しみの一つです。もしマークが開いたワインパーティーに参加したなら、彼のオフィスを覗いてみると良いでしょう。マークの目を見開かせたその78年のワインのコルクを見つけることができるはずです。
マークは3つの大陸で教育を受けました。アルジェリアのバトナでフランスの幼稚園、ドイツのアーヘンでPIUS中等学校、そしてカナダのビクトリアではビクトリア大学で古典哲学とドイツ文学を専攻しました。趣味は料理、旅行、読書、テニス、そしてゴルフ。空手は現在、日本空手協会三段の腕前です。日本経済同友会の会員でもあります。英語、ドイツ語、日本語(ただし、漢字は苦手ですが…)、ハンガリー語を話し、日本の福井で楽しく暮らしています。左手にワインの本、そして右手にはワイングラスを傾けて。
ワイン・ディレクターネセラ・マーク
TEAM
FACILITIES AND EQUIPMENT
ハウス·オブ·オーティウム
ハウス・オブ・オーティウムの本部は、国定自然保護区に囲まれ日本海を見渡すことのできる福井県三国にあります。こちらは管理・運営の拠点で、普段は一般公開していませんが、事前にご予約いただいたお客様のご来場はお受けしています。オーティウムのワインは本部でも貯蔵していますが、メインのワイン貯蔵庫は近くの福井県永平寺にあります。
笏谷石ワインセラー
最大3,000本収容可能な笏谷ワインセラーには、当社の「100プラス・クラブ」のワインの多くと「オーティウム・セレクト」の一部が保管されています。セラーの名前は、かつて福井市の足羽山で採掘されていた有名な笏谷石に由来します。美しい青緑色の笏谷石は今では希少な素材です。多孔質なために水分を吸収しやすい石材で、笏谷石の壁と床は洞窟のような環境をつくりだします。温度、湿度ともにワインの貯蔵に最適なコンディションをもたらします。
Dinton Woods
ワイン保管施設(英国ウィルトシャー)
ワイン専門倉庫の大手LCBの協力を得て、オーティウムは、ロンドンから西へ約50キロのウィルトシャーにあるDinton Woods保管施設を使用しています。都会から離れたイギリスの田舎で、100エーカーの森林に守られた中に15の鉄筋コンクリート造貯蔵室があります。山を掘って造られたその地下貯蔵室は、3,000 ft2から6,000 ft2までサイズに幅があります。70年の間変わらず使われ続けてきましたが、近年施設の改造を行い最高水準まで引き上げられ、高級ワインの熟成に最適な環境を提供しています。
Schlossgut Erching
ハウス・オブ・オーティウム欧州オフィス
ヨーロッパの中心、ドイツのミュンヘン近郊に位置するハウス・オブ・オーティウムの欧州オフィスは、正式にはSchlossgut Erching(城の土地 Erching)にあります。新たに「オーティウム・セレクト」の一本となり得るワインの調達や、輸出物流管理を担っています。