ディズノク・トカイ|House of Otium

ディズノク・トカイ

ディズノク

「ドナウの真珠」と呼ばれるブダペストを首都とするハンガリー。古代ローマ人によって葡萄栽培が伝えられました。ハンガリーを代表するトカイワインについてはフランス王ルイ14世が「王のワインであり、ワインの王である」と称賛した言葉が有名です。 ディズノクはこのハンガリーを代表する造り手。首都ブダペストの東北230kmに位置し、ゼンプレーン山脈の麓。ボドログ川とティサ川の間にあります。 ディズノクは「猪の岩」の意味。その岩はラベルに描かれている敷地の頂上にある聖堂の隣にあります。ディズノクは1730年には教会による格付けにランクされ、1743年にハンガリー王室から「特級葡萄畑」にも選ばれている素晴らしい造り手です。17世紀、オスマントルコに侵攻されて、葡萄の収穫が遅れ、カビが生えて水分が抜けていました。仕方なく絞ってみたら、素晴らしい甘口のワインに。これが世界三大貴腐ワインの誕生の瞬間でした。ドイツの貴腐ワインはエーバーバッハ修道院の1753年。それよりも早く、世界一です。ラベルに数字と共に記載されるプットニョシュは貴腐葡萄が26kg入る背負い桶の事。ゲンツィと呼ばれる136ℓ入りの樽にプットニョシュに摘んだ貴腐葡萄が何杯入ったか数字で表示されます。数が大きければより甘口です。数字が入るものでは6が最大。ディズノクは最高品質の単一畑「Kapi カピ」も所有しています。
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