シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ|House of Otium

シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ

シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ

Château Léoville-Las Casesシャトー・レオヴィル・ラス・カーズは、ポイヤック村のメドックの格付け第1級Château Latourシャトー・ラトゥール と隣接しています(両シャトーは50メートルほどしか離れていません)が、サン・ジュリアン村に位置しています。
このアペラシオンの最重要シャトーで、その後にはChâteau Ducru-Beaucaillouシャトー・デュクリュ・ボーカイユとChâteau Gruaud-Laroseシャトー・グリュオ・ラローズが続きます。
サン・ジュリアンのワインのスタイルは、ポイヤックのしっかりとして力強く深みのある味わいとマルゴーの上品で洗練された優雅さ。この両方の特質を合わせ持つと言われています。

レオヴィル・ラス・カーズは、もとは今よりもずっと大きなシャトーでしたが、フランス革命(1789-1799)後に二つに分割され、小さい方がChâteau Léoville Bartonシャトー・レオヴィル・バルトンに。
1840年に再び分割され、3つ目のChâteau Léoville Poyferreシャトー・レオヴィル・ポワフェレが誕生しました。
レオヴィルの名を持つこの3シャトーは、ともに1855年のメドックの格付け第2級に選ばれています。

骨格が壮大で、タンニンが多く、濃度も色も濃いレオヴィル・ラス・カーズのワインは、サン・ジュリアンの他の同等ワインよりもむしろポイヤックのワインに近いスタイルです。一貫して第1級並みの品質を維持し、収穫年によっては第1級より優れたものもあります。

「サン・ジュリアンの獅子」と呼ばれ、2000年に亡くなった父ミシェル・ドゥロンの後を継ぎ、現在のシャトーは、有能なジャン・ユベール・ドゥロンの手に委ねられています。

97ヘクタールに及ぶブドウ畑では、カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー 19%、カベルネ・フラン13%、プチ・ヴェルド3%が栽培されています。

レオヴィル・ラス・カーズは1902年にセカンド・ワインをリリースしていますが、厳密に言うと、別区画の畑のブドウで造られているため正式なセカンド・ワインではありません。2007年からは、同じ畑から若樹のブドウを使ったLe Petit Lion du Marquis de Las Casesル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラス・カーズが造られています。
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