シャトー・ムートン・ロートシルト|House of Otium

シャトー・ムートン・ロートシルト

シャトー・ムートン・ロートシルト

シャトー・ムートン・ロートシルト 世界で最も偉大なワインで知られているボルドーの中心地。ポイヤック村。 シャトー・ムートン・ロートシルトはボルドー市から北西に50キロ離れたメドック地区のポイヤック村にあります。メドックの格付けの最上位、格付け第1級の五大シャトー(シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリオン)の中でもシャトー・ムートン・ロートシルトはその華麗さ、男性的な力強さでシャトー・ラトゥールと並び称されています。 典型的なブドウ品種のブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニヨン80%、カベルネ・フラン10%、メルロー8%、プチ・ヴェルド2%。 シャトー・ムートン・ロートシルトのこれまでの収穫年の数多くが最高の状態であるとされています。伝説として語り継がれる1945年は「世紀のワイン」と称賛され、故マイケル・ブロードベントは「紛れもなくムートンだと解り、一生忘れられないワイン」と絶賛しています。また「ワインのウィストン・チャーチル」とも記していて、いかにスケールが大きいか想像が出来ます。 1853年にロスチャイルド一族が当時、シャトー・ブラーヌ・ムートンで知られていたシャトーを取得。シャトー・ムートン・ロートシルトと改名しました。 1855年のメドックの格付けで第2級に認定されましたが、ラベル・デザインにピカソを起用した1973年には第1級に昇格しました。有名な話ですが、シャトー・ムートン・ロートシルトは遅くても1924年からラベル・デザインを毎年、著名な芸術家に依頼しています。格付けを唯一、覆しただけではなく、今では当たり前のシャトー・元詰めもシャトー・ムートンが最初でした。1922年に経営を引き継いだフィリップ男爵がまだ20歳の頃です。 85ヘクタールにも及ぶブドウ畑の土壌は水ハケのよい小石や砂利です。ファースト・ラベルの年間生産量は約17万本。シャトー・ムートン・ロートシルトの総生産量は年間、約35万本。収穫量の半数はセカンド・ラベルであるル・プティ・ムートンに使用されています。 バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社の会社名義ではカリフォルニアのロバート・モンダヴィとコラボレーションしたオーパスワンを造り出し、続いて誕生したのがチリのコンチャ・イ・トロと組んだアルマヴィーヴァでした。
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