ゲオルグ・ブロイヤー|House of Otium

ゲオルグ・ブロイヤー

ゲオルグ・ブロイヤー

ほんの100年ほど昔の話です。世界で最も高価とされていたワイン…それはボルドーでもブルゴーニュでもありませんでした。当時世界中で愛されてやまなかった、食事によく合う最高の辛口ワインであるドイツワインの聖地、ラインガウのリースリング種を使った辛口白ワインでした。その復権に真剣に取り組んだのが、ゲオルグ・ブロイヤー醸造所前当主であるベルンハルト・ブロイヤー氏です。2004年に急逝した氏の遺志は、若き現当主テレーザ・ブロイヤー氏に見事に引き継がれ、「ドイツワインの復興」という壮大な夢は、着実に実を結ぼうとしています。 ゲオルグ・ブロイヤーのワインは力強くもエレガントな仕上がりとなっています。ワインは食事と合わせることを前提とし、そのほとんどを「辛口」及び「中辛口」に仕上げているのです。 栽培においては限界ぎりぎりまでぶどうを熟成させ、収穫の際は厳しく選別することに最大限の注意が払われています。健全なブドウを収穫することは、良いワインを造る上で欠かせない条件です。ゲオルグ・ブロイヤーでは果汁の糖度を重視するのではなく、果実味豊かで、ボディがあり、酸味と甘味のバランスのとれたぶどうを収穫することに重きを置いています。収量よりも質に重きを置いているのは言うまでもありません。醸造の段階では極力手をかけず昔ながらの手法を踏襲しています。
最終更新日: