ヴィエ・ディ・ロマンス|House of Otium

ヴィエ・ディ・ロマンス

ヴィエ・ディ・ロマンス

イタリアでもっとも尊敬され、信頼を集める北イタリア白ワインの巨匠、ジャンフランコ・ガッロ氏。一世紀もの間、「ガッロ・ファミリー」の手によって大切に守られ、築き上げられてきたブドウ栽培とワイン造りは、彼の手によって歴史的な改革が進められ、その惜しみない情熱と努力、愛情が世界中のワイン愛好家を魅了しています。 スロヴァニアとの国境に近いイタリア最北東イゾンツォ川の北側に、ヴィエ・ディ・ロマンスの畑は広がっています。 ジャンフランコ氏は、「良いブドウを作るにはテロワールを理解することが不可欠。テロワール(人間・気候・ブドウ品種・土地)の中でもっとも重要な要素を占めるのが人間である」といいます。 人間の行動が自然界の法則に逆らい、自然に手を加え、その産物を獲る指令を出すからです。 決して投資目的や流行に流されるのではなく、良いワインを造るために、「テロワールにもっとも適したブドウ品種を栽培し、凝縮したブドウを作り、完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫する」ことが彼の哲学であり、人間の果たすべき役割であると考えています。 そしてその思いは長年彼を突き動かし、ブドウ栽培の研究に没頭させてきました。彼のカタログやホームページからも、どれだけ多くのデータが蓄積されているか想像することができます。ここまで細かく1つ1つのワインの情報を一般に公開する造り手がどれほどいるでしょうか。 一方、ワイナリーで働き始めてからも、諸外国のフランスやカリフォルニアなどの著名と呼ばれるワイナリーに足を運んでは、持ち帰った理論を自らの土地で実践し、ヴィエ・ディ・ロマンスでの適合性を検証してきました。頑なに自らの理論に縛られるのではなく、何が一番良いのか、間違っているのか、見るもの聞くものを全て吸収し、自らの英知として築き上げ、ヴィエ・ディ・ロマンスのワインを進化させてきました。
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