ラ スピネッタ|House of Otium

ラ スピネッタ

ラ スピネッタ

80年代後半にリリースしたモスカート・ダスティが、世界中のレストランやワイン評論家から高い評価を得て、ラ・スピネッタ社の名声が世界に広まりました。妥協を許さないワイン造りへの情熱が、バルベーラ、バルバレスコ、そしてバローロなどの素晴らしいワインを生み出しており、2019年現在、ガンベロロッソにおいてイタリア全土で3番目に多い、38のトレ・ビッキエーリを獲得しています。ラ・スピネッタ社のワイン造りは、出来る限りその土地の伝統に近づき、固有の味わいや個性の表現を目指しています。「それぞれの土地が造り出す物の価値に対して確固たる信頼を持って敬意を表し、栽培するのはその土地の土着品種、その土地に根付いた品種のみである」という信念のもとピエモンテとトスカーナでワインを造り続けています。 オーナーのジョルジョ・リヴェッティ氏は、「ワイン造りの90%は畑での仕事にある」と考えています。 そのため、ブドウは最大限の注意を払って栽培され、化学薬品の使用は最小限に、収量を抑えて栽培されています。ラ・スピネッタ社は1977年に創業。先祖代々の畑を引き継いだわけではないため、自分たちがワイン造りをするのに理想的な畑を選び抜いて購入しました。どの畑も南、南東、南西向き、樹齢35~55年という良い条件の畑を揃え、その土地の特徴、テロワールを十分に表現した、複雑味を帯びた素晴らしいワインを造り出しています。 またラ・スピネッタ社は、ピエモンテ、トスカーナの土着品種、それぞれの土地でそれまで培われてきた品種のみを使ってワイン造りを行っており、伝統的な品種を選択することにより、ブドウが栽培されたその土地ならではの特徴、風味をワインに感じ取ることができるのです。つまり、味わいやアロマの国際化や一般化から遠ざかり、出来るだけその土地の伝統に近づき、ルーツを再発見することにあると言えます。ワインは、造り手ではなく、あくまでもブドウの栽培された土地を表現するものであるという考えから、 ワインにはブドウが造られる畑の名前が付けられています。
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