シネ・クア・ノン|House of Otium

シネ・クア・ノン

シネ・クア・ノン

シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。シネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですが、オーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。 1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインで、毎年変更し同じものは二度と使いません。自身の哲学に沿ったワイン造りと同じく、エチケットもワインの名前も自身の哲学に合わる為に毎年替えるこだわりです。 手掛けるワインはシラーとグルナッシュ主体のワインが中心で、カリフォルニアの中で最もローヌ品種で成功している造り手であると言えます。 その勢いはすさまじく、ロバート・パーカー監修ワイン・アドヴォケイトにて23度も100点満点を獲得する他、ヴィノスのガローニ、ジェブ・ダナック、ジェームス・サックリングなどからも多くの100点を獲得しています。アメリカで唯一となるグルナッシュで100点を獲得している生産者は、世界で見てもグルナッシュ主体で100点を獲得する数少ない造り手の一人なのです。 また、このワインを一躍有名にしたワイン好きなら誰もが手にしたことのあるあの漫画、「神の雫」の中では、十二使徒の中の第七の使徒としてリザーブシリーズのシラー”ザ・イノーギュラル”(2003年)がカリフォルニアワインとして唯一選ばれました。 アメリカの国内市場では顧客名簿を通してのみの販売となり名簿に登録してもかなりの順番待ちを余儀なくされますが、日本市場には年に一度、正規輸入元より入荷をしています。複数の自社畑のブドウをブレンドしたスタンダードシリーズと、単一畑のブドウのみを使用して長期熟成させたリザーブシリーズがありますが、そのワインは全てが唯一無二の個性を放っており、最も手に入りにくいカリフォルニアワインとしても有名です。
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