ニーノ・コスタ
ニーノ・コスタ
イタリア、ピエモンテのクーネオ県、ロエロ地区の”モンタ”と”カナーレの間に位置するワイナリー。3代にわたってワイン造りを行っている造り手ですが、20世紀初頭に初代のジェピンが現在の畑の一部を購入したところから始まります。その後、2代目のステファニーノにより現在のワイナリーの基礎が確立されました。現オーナーである3代目のアレッサンドロは、トリノ大学で醸造学を学んだ後、フランスやアメリカにて見聞を広め、2007年に実家に戻り父親とともに栽培、醸造を行うようになります。2009年に経営を引継ぎ、自身が主導でワイナリーの改修を行い、より細やかな温度管理や熟成が出来るよう設備を導入、更に醸造工程も変更するなど更なる品質向上に努めています。 現在は10haの自社畑にて、ネッビオーロとアルネイスを中心に栽培していますが、所有する畑は標高200~400mに位置し、アルネイスが栽培される畑は砂質と石灰質が入り混じった土壌です。栽培では除草剤や害虫の駆除剤などは一切使用せず環境に配慮した自然なワイン造りを心掛けており、醸造面では、ブリッコ・デル・ククやバローロのネグレッティなどピエモンテを中心に多くの顧客を持つルカ・カラメリーノ氏をエノロゴに採用。各区画の特徴を正しく理解し、ロエロのテロワールを尊重する姿勢やそれぞれの区画に適したアプローチがニーノ・コスタの品質の高さに繋がっています。