ルイジ・リゲッティ|House of Otium

ルイジ・リゲッティ

ルイジ・リゲッティ

アマローネの名品を生み出すルイジ・リゲッティは、知る人ぞ知る小規模ワイナリーです。1909年、アンジェロ・リゲッティは代々先祖が所有してきたヴァルポリチェッラのマラーノのブドウ畑に、醸造所を設立し、ワイナリーが始まりました。アンジェロ・リゲッティの息子アンドレア、さらにその息子ルイジとつづき、現在はルイジの二人の息子ジャンマリーアとジュゼッペがブドウ栽培とワインの醸造の運営を行っています。創業当初から変わらない、家族経営が現在も続いているのです。醸造所は近年改装されましたが、アマローネとレチョートのためのブドウの乾燥設備は特に大きく改装されました。使用されるブドウは、「コルヴィーナ」「ロンディネッラ」「モリナーラ」。 ヴァルポリチェッラの地にブドウがもたらされたのは紀元前7世紀といわれています。古代ローマ時代には、ティベリウス帝や貴族階級にことのほか愛されました。しかし、当時から栽培が非常に難しいことでも有名で、さらにヴァルポリチェッラの土壌でしかよい味が出ない気難しいワインでもあったようです。この伝統を受け継ぐルイジ・リゲッティは、最新の技術とともにスロバニア産やフランス産の樽も採用しています。いずれにしても、基礎となっているのは初代アンジェロ・リゲッティと2代目のアンドレア・リゲッティが経験をもとに培ってきた栽培と醸造の技術なのです。3代目のルイジ・リゲッティは、1940年代からワイナリーの仕事に従事し、アマローネをはじめとするヴァルポリチェッラのワインの需要を大きく伸ばしてきました。1985年からワイナリーの運営を引き継いだジャンマリーアは、単一のクリュからのワインの製造など、時代の要求にあわせた生産を続けています。
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