シャンパーニュ・ボランジェ|House of Otium

シャンパーニュ・ボランジェ

ボランジェ

1829年、ドイツ人のジャック・ボランジェが創業したメゾン。現在もボランジェ一族が5代に渡って経営を継承しています。大きな資本の傘下にも入らず、家族経営を貫く珍しい造り手です。その拘りはシャンパン造りにも現れます。今では希少な樽での一次発酵や無濾過など伝統的な造りに終始。手間は掛かりますが香りが良くしっかりとした味わいに定評があります。1973年の女王陛下の諜報員「007」シリーズ第8作目から多くの作品に登場。1981年にはチャールズ皇太子の結婚式に供され、1984年には英国王室御用達など英国では質実剛健な品質が好まれています。リリー・ボランジェ未亡人が45歳から30年間トップで活躍したメゾンでも有名。RD(最近、澱抜きしたとの表示)を初めて表示したのが彼女でした。甘口のシャンパンを辛口にしたポメリー夫人(39歳で未亡人)。動瓶でシャンパンを透明にしたマダム・クリコ(27歳で未亡人)と並び、シャンパーニュの三大女傑として発展に貢献しています。リリーの70歳記念に造られ始めた「ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ」はフィロキセラから逃れた自根の古木という本当に貴重なもの。5つのアイテム 全てに共通するのは深みと力強さです。
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