シャトー・ラフィット・ロートシルト|House of Otium

シャトー・ラフィット・ロートシルト

シャトー・ラフィット・ロートシルト

歴史的に見てボルドーの中で最も高名なシャトー・ラフィット・ロートシルト。
アメリカ第3代大統領トーマス・ジェファーソンにも愛され、常に富、名声、歴史、称賛の代名詞となっています。
ここで造られるグラン・ヴァン/ファースト・ラベルは驚くほど長命な事でも有名です。

メドックの格付け第1級、左岸の五大シャトーの中でChâteau Haut-Brionシャトー・オー・ブリオンは最もアーシー、Château Mouton Rothchild シャトー・ムートン・ロートシルトとChâteau Latour シャトー・ラトゥールは最も力強く、そしてラフィット・ロートシルトはその繊細さとハーモニーからChâteau Margaux シャトー・マルゴーと並んで最もエレガントだと称されます。
但し、1961年から1974年の間は驚くほど凡庸なヴィンテージがあると評価されていました。が、1975年には見事な品質の転換を見せつけました。

シャトー・ラフィット・ロートシルトはサンテステフ村に隣接するポイヤック村の北端にあります。114haにも及ぶブドウ畑は石灰質を基盤とする深く細かい砂利質で水はけの良い土壌です。

典型的な品種のブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニヨン80~85%、メルロー8~15%、カベルネ・フラン1~2%、プチ・ヴェルド1%です。
グラン・ヴァン/ファースト・ラベルに使用されるブドウ樹の平均樹齢は45年ですが、ラ・グラヴィエールと呼ばれる最高樹齢の区画はそれよりはるかに古く、1886年に植樹されています。グラン・ヴァン/ファースト・ラベルは年間約24万本が生産されています。
セカンド・ラベルのCarruades de Lafite Rothschild カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルトも近年、非常に人気が高くファースト・ラベルであるラフィットの20年前と同じ価格で売買されています。

シャトー・ラフィット・ロートシルトはエリック・ド・ロスチャイルド男爵が所有。
起源は同じロスチャイルド一族ですが、イギリス系のシャトー・ムートン・ロートシルトのオーナーとは別のフランス系の一族です。
隣接するChâteau Duhart-Milon シャトー・デュアール・ミロンもエリック・ド・ロスチャイルド男爵が所有し、ラフィットと同じチームが運営に当たっています。
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