ファミーユ・ヒューゲル

ファミーユ・ヒューゲル
ファミーユ・ヒューゲルは1639年、大西洋から気候の影響を受けない大陸的な栽培地であるアルザス地方リクヴィールの街で創業しました。アルザス地方は、フランスの中でも最も乾燥したワイン生産地域の一つで、この気候によりぶどうはゆっくりと完全に熟し、ワインに素晴らしいフィネスとアロマ、そして凝縮感をもたらしています。このアルザスの地でこれまで13代370年以上にわたり「ワインの品質は100%ぶどうそのものによる」という黄金律を守り続け、ぶどう栽培とワイン造りの歴史を刻んできました。 各々の品種・ヴィンテージの特徴を表すジェネリック・ワインを始め、最良区画から厳選され最良の収穫年のみ造られるグロシ・ローイ、単一畑のシェルハイマー、遅摘みのヴァンダンジュ・タルディブ、貴腐粒選りのセレクション・ド・グランノーブルなど高品質なラインナップを誇ります。 ヒューゲルはほぼ半分がグラン・クリュ・クラスの畑で、化学肥料を使用しない、過剰な収穫はしない、平均樹齢は30年、余分な房は落とす、常に手摘みで収穫を行うなどを実践し高品質なワインを生み出しています。また、自社所有の畑に加えて、多くのぶどう栽培家達と契約し、手摘みで収穫するなど、ヒューゲルの指示に沿って造られたぶどうを購入しています。全て手摘みで収穫されたぶどうは、ポンプや機械は一切使用せず、重力によってプレス機へ移動され、時間かけて果汁の澱を落とし、18~24℃で温度管理されたオーク樽で発酵されています。澱引きは一度だけ行われ、低温での安定化は行なわず、冬の寒さで自然に清澄されています。 現在、ファミーユ・ヒューゲルはフランス国内の最高級レストランのワインリストにオンリストされる他、世界120カ国に輸出されています。