セーニャ

セーニャ
チリワインと言えば「旨くて安い」のイメージですが、一線を画すウルトラ・プレミアム・ワインがあります。その名は「セーニャ」1995年に初リリースされて、大きな話題を生みました。それはカリフォルニアワインの父と呼ばれた故ロバート・モンダヴィとチリで1870年創業の歴史を持つエラスリス家のダブル・ネーム。「セーニャ」とはサイン。象徴、信号、符号などの意味です。フランス、ボルドー地方のロートシルト男爵家と組んだ「オーパスワン」イタリアのフレスコバルディ侯爵家と組んだ「ルーチェ」次に見つけ出した最上のパートナーがチリのエラスリス家でした。「チリワインが高品質であることを世界に知らしめる」を目的に葡萄畑を探すことから始まりました。4年の歳月を経て、見つけたのはアコンカグア・ヴァレー。アンデス山脈の麓から海岸に向かうアコンカグア川沿いに広がるなだらかな丘陵地。首都サンチャゴから北に約100kmのところにあります。日中と年間の温度差が大きく日照量に恵まれた条件。この地で赤用ボルドー品種を全てブレンドして造り上げられました。チリで特別なのはカルメネール。もともとはボルドー品種でしたが病気に弱く、晩熟な品種でボルドーでは栽培が途絶えてしまいました。気候の良いチリで花開き、現在では国を代表する品種にまで成長しました。カベルネ・ソーヴィニョン、カルメネール、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベックがブレンドされています。エラスリス家の5代目当主エデュアルド・チャドウィックのボルドーで修業中に出会った品種への憧れ。ロバート・モンダヴィのそれぞれの国の文化を反映した品種の重要性(カルメネール)がピタリと「符号」のように合っています。2005年よりビオディナミ農法を開始し、さらに深みを増しています。